コカイン

別名コーク、スノー、ホワイト、C。
Hollywoodの映画で役者たちが鼻からキュィーンと吸っているアレだ。
コカインはコカの葉から抽出される。
ちなみにコカコーラの「コカ」とはコカインの原料のコカの木（葉）のこと。
アッパー系の代表であり、キング・オブ・アッパーと呼ばれる。
作用時間は30分程度。興奮し活気がみなぎるが集中力は落ちる。
常習性が強く、慢性化すると日々風邪に似た症状に悩まされ精神分裂・妄想・幻覚性もある。
もちろん過剰摂取は天国への近道だ。

このコカインを加工したものがクラック。
スニッフィング（鼻から吸う）ではなくあぶり（火であぶり煙を吸う）で服用する。
クラックはコカインよりぶっ飛ぶが、作用時間は数分と短い。（それだけに続けてやってしまう！）
これもコカインと同じく中毒化すると肉体･精神に重大な影響を及ぼす。

60年代〜70年代にかけて米を訪れた英Rockerたちはほとんどコカインの虜となった。
そう、米はコカインの大量消費国であり簡単に手に入るのだ。
当時のヨーロッパではコカインはまず手に入らなかった。
初期の英RockerたちはLSDやハシシ・マリファナ程度のユルいモノしか知らなかった。
それが米でもっと強くて常習性のあるコカインを知ったから大変だ。
Stones、Beatlesを先駆者に、Bowie、Clapton、Zep、Purpleなど、
Rockerたちは次々と急速に「悪魔の白い粉」コカの虜になったのだ。
Claptonは後に「Cocain」なる曲を発表しBlack Sabbathは「Snow Blind」と唄った。