DRIVIN' SOUTH
From The Album「BBC Sessions」

初期のSTAGEにおいては重要だったと思われるInstrumentalである。
COVERであることは間違いないが誰のCOVERなのかはわからない。
(知ってる人がいたらぜひ教えてください!)
昔はBootlegでしか手に入らなかったが、BBCのSessionを集めた「Radio One」で日の目を見た。

このSessionはその後、最近になって「BBC Sessions」というCD2枚組で発売されている。
初期のJimiの演奏はワイルドではあるが、根底にはBlues・SOULの枠があった。
Muddy WatersAlbert KingAlbert CollinsCartis Mayfield
まったくもって普通じゃないんだが、明らかに先人達に対するRepectから曲創りしてる。
それがだんだんとBob DylanなどのArt Rockが複雑に絡んできて、あげくはJAZZ・Fusionも取り込み
FunkともRockともJAZZとも云える独自の世界を構築していったのだ。

さて、この音源。
BluesをBassにしながらもJazzyなFeeling、FunkyなMoodが漂う曲調は、
Third Stone From The Sun」と並んでJimiの圧倒的なFieldの広さを見せつける。
そのJazzyなTASTEは近代的なJAZZのオムニバスに入れたいくらいだ。
単純なコード進行はBooker T & The MG'sにも近いといえる。
が、それでいて間違いなくJimi Hendrixのギタースタイル。
Loudな音で縦横無尽にリズムの間を飛び回るのだ。
当時の普通のROCKERには絶対出来ない演奏。
唯一、Creamには同じような演奏があった。
彼らは「Steppin' Out」という曲ではBluesをBassにしながら
Jazzの方法論でRockに演奏するというアプローチをしていた。
彼らもまたとんでもない連中である。
が、ここでの両者の最も大きな違いはギタリストだろう。
Claptonの過去を踏襲するギタースタイルと革新的なJimiのギタースタイルでは
どうしても差が出てしまう。
逆にCreamに比べてJimiの方は明らかにRythm Sectionが弱かった。
だからCreamにJimiがいたらそれこそとんでもないことになっていたろう。

残念ながらこの曲はごく初期のSTAGEでしかとりあげられていない。
たぶんオレが聴いたことのないようなスゴイ音源も存在するんだろうが、
今のところはこのVersionでガマンしておこう。

「BBC Sessions / Jimi Hendrix Experience」(1998)



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