愛と哀しみの果て(1985)
Out Of Africa

監督:シドニー・ポラック

まだ最近の映画だと思ってたらもう15年以上経ってるんだね。
そりゃオイラも歳喰うわけだ…。

この映画はアフリカに魅せられた主人公カレンの激動の半生を描いた大作である。
その半生は感動と云うよりとっても哀しいが…。

1910年代、デンマークを出るためスウェーデンの男爵と結婚した
資産家の娘カレンはケニアでコーヒー農園を経営する。
当初は幸せいっぱいのカレンだったが、土地が悪いため農園はうまくいかず、夫も遊びまわってばかりだ。
そこで悩み苦しむカレンの前に現れたのが夫の友人である冒険家デニスだった…。

カレンを演じるのは超演技派メリル・ストリープ。
対するデニスは名優ロバート・レッドフォード。
この二人の演技はさすが!文句はつけられないでしょう。
特にメリル・ストリープ。
この人はやっぱり素晴らしい演技をする。
「ディア・ハンター」「ソフィーの選択」「黄昏に燃えて」「激流」…
どれもとっても素晴らしかったが、この映画も例外ではない。
男のオイラが感情移入してしまうほどのその演技は、女性が観たら涙が止まらないはずだ。

「ホントに可哀想なSTORYだなぁ…」

オイラは映画を観た後、しばらくしてこれが実話だったことを知る。

「え?実話だったの?」

そう、カレンは実在したのだ。

観てない人のために多くは書かないが、カレンはケニアに戻ることはなかったという。


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