猿の惑星(1968)
Planet Of The Apes

監督:フランクリン・J・シャフナー

とある惑星に不時着した光速宇宙船。
そこはなんと猿が支配する惑星だった…。

ご存知「猿の惑星」シリーズの第一作である。
過去観たSF映画の中では最高の部類の映画だ。
何がスゴイって「猿が人間を支配する」という奇抜な発想。
そしてそれによって表現される人間に対する警告。
ある意味芥川の「河童」と同列な作品だ。

子供の頃(タイムリーではないが)この映画をTVで観たオレは相当なSHOCKを受けたな。
まず第一に猿の顔がとってもリアルなのに衝撃!(子供だからね)
最近のメイクに比べればなんてことはないが、観た当時は気持ち悪いくらいリアルなメイクだった。
んで、もうひとつ衝撃。
宇宙船に乗ってきたテーラー(チャールストン・ヘストン)の仲間は、
知能の発達した人間を恐れるザイアス教授に脳外科手術をされてしまう。
猿じゃなくたって自分達よりはるかに遅れた文明を持つ連中に脳手術されるなんて!
考えただけでも恐ろしい!
そして最強の衝撃は有名な砂浜のラストシーン!!
「え〜っ!!そーなの?!」
子供心に愕然とした覚えがある。
このラストは間違いなく映画史上最も衝撃的なラストの一つだろう…。

シャフナーはもともとスペクタクルな監督らしいが、ボクはそんなに作品を観てない。
しいて云うなら「パピヨン」くらいか。

残念なのは「サイコ」と同じく、映画が有名すぎて観る前からネタバレしてるということだ。
あまりSFを観ない人でも大方のSTORYは知ってるという人が多い。
これはとても残念なことだ。
しかし、最初観たときの衝撃は薄れるかもしれないが、何度観てもイイ映画には違いない。
続編が作られシリーズ化、最近ではティム・バートンがリメイクしたが、
やはりオリジナルは超えられないような気がする。


女の子お絵かき掲示板ナスカiPhone修理