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Bad Brains
Bad Brains(1982)
当初はカセットテープのみで発売されたBad Brainsの幻の1st.Album。それが今ではCDでお手軽にGetできるからウレシイね。
極上のHard Core Punkと極上のReggae/Dubを同列に演奏する彼らのSTYLEは後のPUNK BANDに大きな影響を与えたと思う。もともとReggaeの他にFunkやFusionもやってたという彼らは演奏能力も文句なし。特に一度聴いたら病みつきのHRのVocalはある種のSoul Feelingをかもし出す。こりゃーそのヘンのPunk Bandじゃ到底彼らに及ばない。
この究極のPunk Albumはオレのストレスが溜まるたびに登場する必須アイテムだ。
B.B.King
Live In Cook Country Jail(1971)
B.B.の名盤と言うと「Live At Regal」や「Jungle」が挙げられることが圧倒的に多い。が、ヒネクレ者のオレとしては必ずこっちのAlbumを推すことにしてるんだ。
円熟しきったB.B.のHigh Tension Playが堪能できるCook Country Jailという刑務所でのLIVEだ。
まずOpeningの不穏な空気がイイ!ビビりまくった司会女性のMCとブーイングの嵐の中、B.B.のGuitarが響くとさぁーっと目の前が開ける。そう、彼のGuitarはモーゼの十戒だ。よくB.B.のフレーズを研究してる人がいるがあれは大きな間違いだ。彼にとっちゃGuitarなんぞ単なる小道具。彼は偉大なるGuitaristである前に偉大なるEntertainerなのだよ。
Beastie Boys
Check Your Head(1992)
デビューは衝撃だったものの、それまで一介のUS. HIPHOP〜RockだったBeastie Boysがドカッと大御所になったのはこのAlbumからだと思うのはオレだけだろうか?とにかくJazzもFunkもRockもゴチャ混ぜにした上でJokeをブレンドする手法はとっても素晴らしい。そこへJimmy Smith等のOrgan Jazzに影響を受けたMoney Markが参加したからタイヘンだ。LoungeとPunkとOld Schoolが混在する極上のHIPHOP Rockの誕生だ。とにかく彼らのレンジの広さ・センスには脱帽するしかない。次作「Ill Communication」も素晴らしい作品だが、このAlbumの1曲目「Jimmy James」には何度聴いてもやられちゃう。必聴。
Bill Evans Trio
Sunday At The Village Vanguard(1961)
このAlbumは1961年6月25日、NYCのVillege Vanguardでの伝説的な実況録音である。厳密にいうと他にもあるし、Complete盤も出てるが、代表的なものはこれだ。ハッキリ云ってこれはスゴすぎるAlbumだ。Billの他、BassはScott LaFaro、DrumはPaul MotianというBill Evans Trio最強の布陣がTrioの限界とも云うべき圧倒的な演奏を繰り広げる。こんな緊張感溢れる演奏を目の前で演られたらいったいどうなってしまうんだろう。この日幸運にもこの奇跡的なSTAGEが観られた人々は直後にScottが死亡するなんて夢にも思わなかったろう。ROCK好きにも聴いて欲しい凄まじい至宝の音源、究極のJAZZ Albumである。
Bill Summers
Feel The Heat(1977)
Herbie HancockのHead Hunters出身のPeccusionist Bill SummersのSolo Albumである。ちなみに彼の他のAlbumは聴いたことがないです。これも非常にマイナーなAlbumであり、現在は廃盤になっていて入手困難。が、これが極上のLatin Funk/Soulには間違いないのだ。廃盤にしておくのはホントにもったいない。今出せば絶対に売れると思うのだが…。
今はCDだから関係ないかもだが、アナログの場合A面はSoul/Funk色が強くB面はLatin Jazz色が強くしてある。つまりは非常に柔軟な人なのだ。
M5「Brazillian Sky」はオレの大好きな名曲。
ぜひClubで大音量で聴いてみたいAlbumである。
Bjork
Post(1995)
オレの悪いクセとして、自分が聴かないうちにメジャーになってしまったArtistを避けてしまうという傾向がある。Bjorkもそうだった。だがこのAlbumを初めて聴いたときは正直ぶっ飛んだ。Punk・Jazz・Technoがほのかに散りばめられた極上のPop-Rock。Vocalに関しては普遍的とも云える「イイ唄いっぷり」である。Bjorkの歌は深い。Sam Cookeとは方法が違うが、その深さは胸を打つ、感動するという表現がピッタリだ。どんな曲をどんな状況で歌ってもBjorkである。伴奏なしの独唱でも感動しうる歌なのだ。一般の評価と同じことを言うのは好きじゃないが、あきらかにBjorkは現代を代表するArtistだ。
Black Sabbath
Master Of Reality(1971)
狂人Ozzy Osbourne在籍時のSabbathの3rdである。初期SabbathのAlbumはとても完成度が高いものが多いが今回はこれにしておこう。いきなり不愉快な咳のRefrainで幕を開ける悪意に満ちたこのAlbumはSabbathの本質を見事に表しているからな。Metalの元祖として有名なBandだが、よく聴くとFunkやJazz的な要素が見え隠れしてる。激しい音圧の中にGrooveさえ感じるのだ。もちろん黒魔術のFactorを通した上での話だが。どちらにしてもSabbathの暗く重い音は聴けば聴くほどクセになるね。
1曲目「Sweet Leaf」はBeastieの1st.1曲目やレッチリ「Give It Away」にも引用されてる名曲。
Black Uhuru
Chill Out(1982)
これを挙げるならまだ他に初期の名盤があるだろうと云われそうだがオレはDub的要素も含むこれが好きなのだ。たしかに米市場を意識した軽い音作りになってることは確かだ。だがMichael Rose在籍時はこれがTurning Pointになっているとも云えよう。Black UhuruはRockにも衝撃を与えたReggae Group。個性的なRoseのVocalとSimpson・Sister Pumaのコーラス。それをSly&Robbieがサポートしてから強力なSOUNDになったワケだ。彼らが出てきたのは80年代前半のこと。まだまだReggaeは市民権を得てなかった時代だ。そんな時代にRaggaeを広めた彼らの功績は大きい。とりあえず聴いてみましょう。
The
Blues Brothers

Original Soundtrack Recording(1980)
これを聴いてなかったらオレの音楽観は今とは大きく異なっていたろう。ご存知映画「ブルース・ブラザース」のSoundtrackである。これは劇中で使われたものだからあくまで映画の付属品。Blues Brothers名義のLive Albumはたくさん出てるが、やはりまずはこれを聴かなきゃ始まらないだろう。御大JB、Aretha、Ray Charles他、豪華Memberによる必殺Soundtrackだ。
そこにはR&Bの持つ楽しさ・カッコよさが全て詰まってるといって過言ではない。Steve Cropper・Duck DunnをはじめとするBack Bandも超一流。何よりこの映画・SOUNDが音楽シーンに与えた影響は大きい。栄光のR&Bが彼らによってその息を完全に吹き返したのだ。Albumはもちろん、Movieも観るべし。
Bob Marley
& The Wailers

Live At The Lyceum(1975)
あまり有名すぎる人の有名すぎる名盤は挙げたくないのだが、この人はやっぱりこのAlbumになってしまうね。Jamaicaが生んだReggae Hero、Bob MarleyのLIVE盤だ。このAlbumは初心者から上級者までありとあらゆる音楽Funに必須のAlbumなのです。
Reggaeがどうこうじゃないんですよ。音楽が好きか?権力がキライか?愛する人がいるか?そんなLEVELのお話なんですよ、Bob Marleyを聴くっつーのは。
特にこの熱気に満ちた4枚目は素晴らしい内容だ。曲も演奏も観客もみんな最高である。強制するわけじゃないが一度はBob Marleyの音楽にどっぷり浸かってみることをお勧めします。
Booker T.
& The MG's

The Very Best Of(1994)
「世界一のBack Band」「60's Memphis Soundの要」、「Soulの名門STAXの大立役者」がMG'sである。
何と云ってもOtis ReddingやSam&DaveなどSTAXの多くの名曲は彼らなしには生まれなかったのだ。またAtrantic・HiなどMG'sがBackを務めた名曲はとっても多い。MG'sをMasterすれば誰でもSOULが演奏できるくらいR&Bのお手本的なBANDなのだ。ちなみに知らない人は意外だと思うがGuitarのSteve CropperとBassのDonald Duck Dannは白人である。
このAlbumは後年になって発表された名曲網羅の究極のBEST盤。Soul好きはもちろん、出来たらModsの人たちにこそお勧めしたいね。
Boom Boom Satellites
Umbra(2001)
欧デビューした途端、Chemical BrothersやProdigyと並ぶ最高級のDigi-Rockと世界各国で絶賛された日本人テクノユニット・Boom Boom Satellitesである。このAlbumは衝撃のデビュー作「Out Loud」に続く2枚目。3枚目も相当スゴイのだが高度すぎて聴き手を突き放した感があり、評価が分かれるところだ。この2枚目は前作の衝撃はそのままに、唄モノのTrackを増やしDrumをGroove感あふれる生音っぽくしてる。Rock的側面・Jazz的側面ともにPower Upしており、とっても奥が深い。日本の音が世界に通用しなかったのは過去の話。現在ではこんなカッコイイ音楽が日本から発信されてるのだ。
Boredoms
Super Roots 7(1998)
山塚EYE率いる日本の誇るノイズ集団Boredomsである。1986年ハナタラシの山塚EYEが中心に結成されたBANDだ。Sonic Youth、Nirvana、Jon Spencer、John Zorn、Beastie Boys…彼らはみんなBoredomsの信者である。Boredomsの音を初めて聴いたときはぶっ飛んだ。鳥肌がそそけ立ち、目眩がしてくる。大笑いと大泣きが同時に来てしまったような感覚。ただひとつ云えることは本能に訴えかけるものだということだ。いうなればピラミッドの前に立つのと似てる。圧倒的な存在の前には「カッコイイ・カッコワルイ」はどうでもイイことなのだ。これはぶっ飛び率200%の極上Album。必聴。
The
Brecker Brothers

Heavy Metal Be-Bop(1978)
すんげーカッコイイAlbumだ。Brecker Brothersの4枚目、究極のLive盤である。DrumsにTerry Bozzioを擁したこのAlbumは現代でも充分通用するPowefulな音だ。Rock畑の人間がJazz畑の人間とやるのはなかなか難しいものがある。Jazz畑の人間は多くの場合Rockを軽視してる。Rockに協力する場合、その理由は「カネ」である場合がほとんどだ。だが頭の柔らかいJazz-Manもいる。Breckerがまさにそうであり、このAlbumは理想的な異種格闘技戦となっている。TerryのRock DrumにMichaelのハイテクサックス。そしてSoundの要、ペットのRandy。何度聴いてもぶっ飛ぶぜ。これはRock+Jazzの超名盤だ。
The
Bud Powell
Trio

The Bud Powell Trio(1947)
これはJAZZ史上最高のピアノ演奏と云われるBud Powell Trio1947年の録音だ。しかし現在CDで発売されているものは収録曲の半分が1953年録音である。
この1947録音は現在もなおJazz Pianoの聖典として崇められている強烈なもの。PowellだけじゃなくMax RoachらBackの演奏もとてもスゴイ。
オレの持論として「天才は早い」というのがある。Powellは早い。しかも聴き手に何かを残す。彼のStyleがPianistに与えた影響はそれこそ計り知れないだろう。このAlbumが残念なのは録音時間が20分程と短いこと。この時代のJazzには良くあることだが、もっともっと聴きたい欲求にかられる。


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