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Fania All Stars
Live At The Cheetah Vol.1(1974)
桑田圭祐が率いるS.A.SはこれにちなんでBand名を決めたと言う。Fania All Starsとは、その名のとおり、Fania-Labelに在籍するRay Barretto、Willie ColonらLatin Music界屈指のArtistたちで構成された夢のようなGroupである。そしてこのAlbumはそんな彼らの・歴史的名盤だ。NYに位置するClub「Cheetah」での実況録音である。Band紹介のMCに続いてSymphony Sidの粋な演奏でMember紹介。もうこの時点で会場は熱狂。そしてDescargaの嵐が始まるのだ。その熱さ・楽しさ・Groove感はまさにLatin、まさにSalsa。TicoやAregre-Labelのものもスゴイが、Fania All Starsは最高だ。Vol.2も出てる。
Fela Kuti
& Afrika '70

Zombie(1976)
不屈の闘志を持つナイジェリアのBlack Pregident、Felaである。彼は国家・軍を向こうに回し歌と演奏で戦い続けた。それは想像を大きく上回る壮絶な戦いだ。なんてったって彼自身何度もリンチ・投獄されるだけでなく、家は燃やされ、妻たち(一夫多妻)を犯され、母親を殺されても戦い続けたのだ。彼の前では欧米のPUNKSなんてただのチンピラだ。そしてその演奏はホントにスゴイ。Afro Beat+Funk+Jazzを長時間延々とGrooveさせる彼のSoundはとっても気持ちイイ。これは彼の名盤「Zombie」。上の命令に従うだけの軍隊を批判したものだ。現在は「Na Poi」との2in1で出てるのがウレシイ。
Fleetwood Mac
(1969)
Fleetwood Macは一世を風靡した70's POPS BANDだ。だが、これは60年代のPeter Green在籍時。SOUNDの方は完全なBritish Blues Rock。これは69年発表のUSでの2nd、編集盤である。後にSantanaによってヒットする「Black Magic Woman」や大ヒット曲「Albatross」も収録された当時のBEST的な内容だ。AeroのJoeやGary Mooreにも多大な影響を与えた元Blues Breakers、Peter Greenの硬質なBlues GuitarとJeremy SpencerのElmour JamesバリバリのSlide Guitarが売り物だ。ちなみにジャケの女装はリーダーのMick Fleetwoodその人。英Rockを語る上で欠かせないAlbumだ。
Flora Purim
Butterfly Dreams(1973)
Chick CoreaのReturn To Foreverで大ブレイクしたFlora Purimがその後に発表した1st Albumである。FloraはもちろんスゴイがBackのメンツがスゴイ。Joe Henderson、George Duke、Stanly ClarkらRTF絡みの強力なMemberなのだ。当然演奏は素晴らしいが、それにも増して曲がイイのだ。1曲目のBrazilian Funk「Dr.Jive」からLastのRTF「Light As A Feather」までまさに捨て曲なし。Brazilian Jazz満開なのである。ちなみにこの他に78年録音「Everyday Everynight」というのがあるが、そちらのメンツもとんでもない。内容もめちゃ濃いので必聴だが、バランス的にはこちらを推す。
Free
Fire And Water(1970)
70年代を代表するBritish Blues Rock Band、Freeである。これはその3枚目の大ヒットAlbumだ。Paul RodgersのSoulfulなVocal、Kossoffの泣きのGuitar、Andy Fraserの独創的なBass、Simon Kirkeのシンプル極まりないDrums。4人がひたすらHeavy Blues・R&Bを演奏する。とても20歳そこそこの小僧どもの音とは思えない。特にKossoffは顔も音も泣きまくり。とにかく魂のこもったGuitarを弾くのだ。数ある英ロック名盤の中でもこれは必聴のAlbumだ。残念なのは味わい深い曲の中に「All Right Now」が収録されてること。イイ曲ではあるがこのCoolなAlbumには入れて欲しくなかった。
Friction
軋轢(1980)
Frictionの音はスゴイ。これが70年代の音とは到底信じられないくらいだ。オレはずっと洋楽派なのだが、80年代の日本のUnderground Sceneはビックリするほど面白い。Frictionの他にもスゴイ音楽がたくさんある。この「軋轢」はFrictionのメジャーデビュー作。退廃的で刺激的で文句なくカッコイイのだ。特にこのAlbumで脱退するツネマツのGuitarが退廃的で最高にイイ。坂本龍一がProduceなのだが、Guitarをもっと前に出してくれればもっと良かったのになー。何はともあれ日本の音楽はこんな早い時期から世界に通用する音を創ってたんだよ。Rock/Punkファンは必聴のAlbumだ。
Fugazi
Repeater(1990)
元US・Hard-Coreとして活躍したBand・Minor ThreatのIan Mackaye率いるFugaziである。単なるPunkとナメてはいけない。Fugaziはそんな狭いワクの中では判断できない。彼らは実に奥が深いBandなのだ。このAlbumはFugazi Sound確立とも言える初のフルアルバム。退廃的で攻撃的で重厚で懐が深い。そして何と言ってもスゴイ緊張感だ。ここまでテンションの高い作品は他ジャンルを見渡してもそうはお目にかかれない。そして最近の作品を聴くとわかるが彼らは進化し続けるPUNKである。後のBANDに与えた影響も多大なものである。
Funkadelic
Standing On The Verge Of Getting It On(1974)
御大George Clinton率いるP-Funk軍団。彼らは2つの顔を持っている。ParliamentとFunkadelicだ。これはEddie Hazelの強烈なジミヘンギターをFeatureしたFunkadelicの名盤。Black Musicの世界では俗に「表のEarth(EW&F)、裏のP-Funk」と言われる。70年代以降、人気・成功度合いは一般的にEW&Fが上だが、2つともFunk・Soul界に与えた影響は計り知れないということだ。このAlbumは強烈だ。FunkというよりZepやジミヘンより。Liveでは大盛り上がりとなる「Red Hot Mama」など名曲も収録。さすがP-Funkのぶっ飛びFunk-Rock Album。これが気に入ったら前作「Maggot Brain」も必聴。
Funk Inc.
Funk Inc.(1971)
こんなカッコイイGroupが「知る人ぞ知る」なんて状態になってるのはまったくもって納得がいかない。これはPrestige Labelの雄、Funk Inc.の記念すべきデビュー作だ。そのSOUNDはまさにJazz-Funkであり、まさにGrooveだ。何のてらいもない単調なリズムの繰り返しに生音でうねり続けるリフがのる。シンプルって素晴らしい。もっと長く聴きたい、こんな音楽を聴きたかったと思わずにはいられない。Kool & The Gangの「Kool Is Back」、「Sex Machine」を下敷きにした「Sister Janie」、B.B.KingのMinor Bluesである「Thrill Is Gone」など聴きどころ満載。Hiphopファンも必聴だ。


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