G

Gang Of Four
Entertainment!(1979)
Post-Punkの旗手Gang Of Four衝撃のデビュー作である。この時代の名盤というのは「今聴くと普通」というのが多いがコレは今聴いても新鮮、いや、現代でも充分通用するSOUNDだ。このBand・AlbumがRockに与えた影響は大きい。特にMIXTUREやオルタナ系のBandには聖典だ。このBandがなかったらレッチリをはじめNirvana、R.E.Mも現在とはまったく違うものになっていたろう。まずAndy GillのSolid Funkとも云うべきGuitarがめちゃカッコイイ。不安定にふらつくJon KingのVocalもとっても現代的。そして何と言ってもリズムがFunkyなのだ。このあたりが現在でも支持され続けられる要因だろう。
外道
外道(1974)
日本のRock史上、燦然とその名を残すR&R Band、「外道」である。彼らの音楽は素晴らしい。R&RでありHard Rockであり、Punkである。Rock Trioの持つ魅力が全開なのだ。Tightな暴走族Drum中野良一、70年代の香りぷんぷんのGroovyなBass青木正行、そしてHard Drivin'しまくる炎のGuitar加納秀人。多分に日本的要素を強調したグラムロック的LOOKSから放たれる最強のR&R Sound。いつ聴いても最高だ。このAlbumは74年の横浜野外音楽堂での録音。ヘンに音を加工せず最高の臨場感が伝わってくる。最初から最後までぶっ飛びの演奏。これこそ「LIVE」だ!「脳内麻薬」出まくり。
George Benson
Bad Benson(1974)
George Bensonと言えば80年代に上質のブラコンをヒットさせた男だが基本はJazz。それもMiles Band出身で第2のWesとも云われるぶっ飛びテクの持ち主なのだ。Jazz BensonのファンはSoftなSoulを歌いだした彼を心底残念がったことだろう。このAlbumはJazz Bensonの4枚目にあたる決定盤。ブラコンやってるなんて考えられない素晴らしい演奏を聴かせてくれるのだ。聴きモノはズバリ1曲目。Dave Brubeckで有名な「Take Five」だ。この1曲にBensonの魅力がすべて詰まってる。ちなみに現在のBensonはJazzに戻って、円熟味のある素晴らしい作品を出してるのでコレが気に入ったらそちらも必聴だ。
Gloria Estefan
Mi Tierra(1993)
何を隠そうこのAlbumでオレは初めてCuba音楽を知ったのだ。Miami Sound Machine出身Gloria Estefan、93年発表の初スペイン語作品だ。米での成功を手にしたキューバ移民のGloriaが一番やりたかったことがこれなのだ。もちろんお得意のDance Beatは一切なし。祖国に敬意を表した作品なのだ。しかしキューバの民族音楽にAmericanizedされたGloriaの声が不思議と合う。実はこのAlbumは60週Billboardのラテンチャート1位を記録しグラミー賞も取った作品なのだ。コアなCuban Musicファンの方はGloriaには冷たいが、祖国に敬意を払ってこんなイイAlbum創るんだからオレは支持するよ。
Goblin
Greatest Hits(19??)
ダリオ・アルジェントの映画のサントラで有名なプログレバンドGoblinのBEST盤である。「サスペリア」「ゾンビ」「ローラー」等、彼らの代表曲満載だ。彼らはかなりCULTな存在だ。プログレファン、DJ、映画・サントラファン以外ではあまり知られていないだろう。Goblinの音楽は一言で云うと「怖い」音楽。方法的にはホラーの名作「エクソシト」のテーマ「Tubular Bells」の流れ。しかしGoblinの場合は「Tublar Bells」にも増して曲そのものが怖い。「Suspiria」なんか夜中一人で聴いたら恐怖モード突入間違いなしだ。全ての人にお勧めなワケではないが興味のある人は一度聴いてみよう。演奏能力高いです。
Graham Central Station
Ain't No 'Bout-A-Doubt It(1975)
最高に強烈で最高に楽しいAlbumである。Sly & The Family Stone出身のHyper Bass、Larry Graham率いるGCS3枚目のAlbumだ。Slyとの活動で培ったゴリ押しFUNKを突き詰めつつModernな雰囲気も持ったこのAlbumは間違いなくGCSの代表作だろう。Larryのハンマーでぶった切るようなBassはオレも一度生で観たがホントにぶっ飛んだ。その迫力は凄まじいものがある。脳天をぶん殴られるような衝撃だ。またBandのMember全員が生粋のEntertainerであり、観客を楽しませることを第一に考えてる。彼らを観たときはホントに「FUNK&SOULしかない」と思ったのだ。1曲目「The Jam」をはじめ名曲揃い。必聴だ。
Graham Haynes
Transition(1995)
Roy Haynesの息子、Graham Haynesである。彼はもともとSteve Coleman系M-Base派。その彼が強烈なGuitarist3人と共に吹き込んだのがこのAlbumだ。その3人とは元Living ColorのVernon Reid、ジミヘン的Jazz GuitarのJean-Paul Bourelly、超実力派の若手Brandon Ross。名前を聞いただけでも強力な音が聴こえてきそうだ。そこに前衛SaxのSteve Williamsonが絡む。期待するななんて云えません。1曲目からSampling BeatにのってColtraneの「Transition」!いきなりVernon ReidのえげつないGuitarが暴れ回る。GrahamのCornetに導かれ各々が飛び回る。とにかく素晴らしいAlbumである。
Grant Green
Alive!(1970)
Jazzの歴史に大きな足跡を残すGrant GreenのLive盤である。このペンペンギターは究極の心地良さだ。達観しているようにも思えるが、己の本能の赴くままPlayしているのだ。70年以降のGreenはまさに突き抜けた印象を受ける。もともとBlues・Soul・Funkの感覚を持っていた彼はJB調Funkの洗礼を受け甦ったのだ。もちろん、コアなJazzファンは60年代までの彼が好きであり、70年以降のGreenの良さはわからない。でもそれが何だと言うのだ。21世紀にも充分に通用する究極のJazz-Funkを残してくれたんだからやはりGreenは最高だ。このAlbumはCDになって収録曲が増えてる。ウレシイ。
Groove Collective
Groove Collective(1994)
これは新しいJazzの形である。打ち込みもJazzの楽器として扱うInstrumental Group「Groove Collective」。NYにたむろする優秀なJazz Musicianの実験場であるClub「Giant Step」から生まれたGroupだ。「Club Jazzだろ?」と言われればそうかも知れないが、そのカッコ良さ、インプロ度、前衛思想はReal Jazz的。ま、いつまでも4ビート至上主義の古く頭の硬いJazzファンからはJazzと認められないんだろうけどね。しかし、このAlbumを聴くと猛烈に生のStageを観たくなる。毎晩こんな演奏が繰り返されてるのならNYってホントにスゴイ街だ。何はともあれ一度は聴いてみて欲しい。気持ちイイこと限りなし。
Guru
(Jazzmatazz)

Jazzmatazz(1993)
このAlbumにはやられた。Gang StarrのMC、GuruのSolo-Projectである。Jazz+Hiphopというのは最近では普通であり、またこの時点においてもJazzをサンプリングすることはよくあった。だが、このAlbumは本物のJazz Musicianとのコラボレイト。Guruの創ったHiphopのBack Track上でJazz-Manたちが即興的演奏をするといったものだ。参加もRoy Ayersをはじめ、Donald Byrd、Ronnie Jordan、Branford Marsalis等、現代を代表するPlayerたちだ。そんな彼らがLive演奏をHiphop上で演る。当然SwingとかGrooveとかは自然発生するのだ。この心地良さにオレは何度も何度もやられた。お勧め。
Guru Guru
UFO(1970)
Guru GuruはFree Jazz出身のDrums、Mani NeumeiがElectric Free-Rockに興味を持ち始め結成されたGROUPだ。これはGuru-Guruの記念すべきデビュー作である。音はいわゆるプログレだ。ここんとこ70年代のGerman Rockは妙にトランス方面から注目されてるワケだが、もともとがLSD-MUSICなのだから当然と言えば当然だ。Guru-Guruと言えばこの作品の他に「Kanguru」が有名だが個人的にはこのAlbumの方が好きだ。何と言ってもワウを踏んだGuitarが最初からうねりまくってる。そして表題曲の大作「UFO」。ノンビートで空間的処理をされたこの曲は聴くものを別世界へ誘ってくれる。まさにTRIP。


女の子お絵かき掲示板ナスカiPhone修理