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Herbie Hancock
Flood(1975)
「Maiden Voyage」は文句のない名盤だ。だが新しい時代を作った「Head Hunters」もスゴイ。どちらの時代も捨て難い。というワケでどれか一枚と言うとコレになるのだ。全体としてはElectric Herbieなのだが生ピも聴けるという優れもの。そして何より演奏のテンションが高い。これは75年渋谷公会堂/中野サンプラザにおける伝説的Liveの実況録音盤だ。必殺「Maiden Voyage」で軽やかに幕を開けるStageは次の「Actial Proof」で早くもクライマックスへ。それからは怒涛のElectric Funk大会、まさに洪水だ。Memberも超強力。ちなみにBlack McKight(g)は現在P-Funk。これは必聴である。
Horace Silver Trio
Blowin' The Blues Away(1959)
うーん、やはりコレを挙げてしまった。Horaceの決定的名盤と言えば誰もがコレを推すだろう。それほど重要で素晴らしいAlbumなのだ。HoraceのPianoというのはJazz Feelingを持ちながらも多分にBluesyでありR&Bだ。「Funky Jazz Piano」と言えばHoraceなのである。コレは彼のFunky Pianoの魅力がギッシリ詰まったAlbumなのだ。聴けばわかるがとにかく楽しい。1曲目の表題曲で踊りだしたくなってくる。またBlue MitchelとJunior Cookの演奏も素晴らしい。まさに清く正しく明るいFunky Jazzなのだ。ちなみにオレは後の「Song For My Father」も推す。Bossa+Bluesな哀愁を帯びた演奏もまたHoraceなのだ。
Howlin' Wolf
Moanin' In The Moonlight(1959)
いきなりWolfの唸りのようなハミングが始まった途端妙にウレシクなってしまう。このAlbumはChicagoの大物Wolfの1959年にChessから発売された代表的なAlbumだ。Wolfの魅力と言えば間違いなくこのドスの効いたド迫力の声だろう。この声にはMick JaggerもJon Spencerもみんなシビれたのだ。そして何と言っても曲が同時期の他のChicago Bluesと比べて妙にモダンなのだ。もちろん当時のモダンということだがWolfのセンスはとても優れたものだったのだろう。彼のBluesはBlues界のみならず60年代英Rockに多大な影響を与えた。Bluesファンよりジョンスペファンに聴かせたいAlbumだ。
Humble Pie
Performance Rockin' The Fillmoure(1971)
数あるRockのLive Albumの中でもこれは最高の部類に入る。British Rockの雄、Humble Pieの71年のStageである。最初から最後までとにかくテンションが高い。MODS的な渋い選曲をHeavy Rockな音で聴かせ、雰囲気はひたすらSoul。これほどスゴイLIVEはなかなかお目にかかれない。また録音のバランスがとても良く、全楽器および観客の熱気がヒシヒシと伝わってくるのだ。Steve MarriottのVocalは相当スゴイ。まさにSoulfulという形容が一番ピッタリだ。最近この手のVocalは少なくなったね。またこのAlbumを最後に脱退するGuitarのPeter Framptonとのバランスが絶妙。この後PieはSOUNDをより黒っぽくしていくが、このAlbumを超えるものはない。


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