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Kate Bush
Dreaming(1982)
オレはKate Bushが大好きだ。歌はもちろんLOOKSも妖艶でとても魅力的。そしてイカレてる。彼女はPink FloydのDavid Gilmourに見出されデビューした訳だが、その音楽は天才的であり芸術的・文学的・演劇的だ。マイムを基調にしたSTAGEはデビュー当時から明らかに他の女性歌手とは一線を画していた。これはKateの82年発表の問題作。なんと72track Recording、しかもそのうち36trackがVocal Part。Track-Downだけで1ヶ月を費やしたという。内容の方は狂気に満ちたKate World。「Recording後、精神に支障をきたし入院した」と噂されたほどだ。賛否両論あるがこれを推す。
Keith Jarrett
Death And The Flower(1974)
Keith Jarrettの名盤はたくさんある。特にソロPianoの演奏が有名だ。そのClassicファンからも敬愛されるスタイルはJAZZを聴いたことがない人も充分に感動させる。だが、彼にはこのAlbumのような一面もあるのだ。これは74年録音のAlbumで邦題は「生と死の幻想」。とてもSpiritualなAlbumである。とにかくスゴイのは1曲目、22分45秒の表題曲だ。正真正銘のJAZZであるとともにジャンルに収まらない大曲。こんな神秘的な曲創りをソロコンサート活動と並行してやってたというのだから恐れ入る。残念ながら彼はこの手の作品は健康上の理由でもう創らない。
木田林松栄
(初代)

津軽三味線(2001)
たった2曲だが初代・木田林松栄の三味線が聴ける。入手可能なモノというと現在ではオムニバスのこれ。高橋竹山に比べて林松栄はあまり出てない。だがオレは圧倒的に木田林松栄が好き。モダンで哀愁が漂う「弾き三味線」の竹山に対して荒々しく叩きまくる「叩き三味線」の林松栄。これぞって感じで魂がムキ出しなのだ。その音はROCKでありPUNKでありBLUESだ。そのリズミックでダイナミックな演奏はジミヘンにも通じる。また弾き手・聴き手ともに魂の開放という点は完全にTRANCEだ。デカイ音で聴きまくると間違いなくぶっ飛ぶぞ。チャンスがあったら聴くべし。
King Crimson
Earth Bound(1972)
Crimsonの名盤と言えば「太陽と戦慄」か1stが一般的だ。だが2002年にようやくこれがCD化された。過去にオレの脳髄をぐちゃぐちゃにしたAlbum、「Earth Bound」だ。このAlbumはカセットテープからおこしており、音は完全にブートレグ。商品化されること自体がおかしいAlbumだ。だがその音は強烈極まりない。そこには彼らの凶悪な魂が剥き出しになって炸裂してるのだ。FrippのGuitarはもちろん、Mel CollinsのSaxがイイ。この凶暴さはそのへんのPUNKやMETALなんか足元にも及ばない。普段の彼らからは連想できない「破壊的な激情」を感じ取れるのだ。必聴。
King Tubby
& The Soul Syndicate

Freedom Sounds in Dub(1996)
説明不要のOriginal Dub Creater、King Tubbyだ。なんつってもこの音楽好きな電気技師がいなきゃDUBってもの自体が生まれなかったんだからその功績はデカイ。Kingと崇められだしてからも、とにかく機械をいじりたおし、生涯一職人を貫いた姿勢はDUB界の本田宗一郎である。King Tubbyのクレジットがあるものはたくさんあり、オレとて数枚しか聴いてないが、そのどれもが素晴らしい。この心地良い絶妙のタイミングのDELAYは永遠にDJからRESPECTされ続けるだろう。これは70年代12inchの音源をDUBったものらしい。Roots Radicsとのモノも必聴だ。
Kiss
Destroyer(1976)
いまだ元気に活動中の大御所Kissである。Kissの名盤はLIVE盤なら「ALIVE」、Studio盤ならこれ。それまで奇抜だが単なるR&Rバンドだった彼らのTurning PointになったAlbumだ。これでKissはその懐の深さを存分に見せつけたのだ。まず話題になったのはその創りの細かさ。車に乗り込んで事故を起こすまでのSEをSamplingした「Detroit Rock City」はもはや伝説的。その他の曲もRock Classicとなった名曲ばかり。この頃のKissがいかに充実した活動をしていたかわかるだろう。あの奇抜なファッションばかりがクローズアップされるが、彼らは間違いなくMusicianとしても一流なのだ。
Kool & The Gang
Wild And Peaceful(1973)
JBをして「アイツらは最高だ」と言わしめたBAND、それがKool & The Gangなのだ。JT加入以降はすっかりPOP路線でTone-Downしてしまったが、それ以前の彼らは「Lead-Vocalなしでも無敵」という究極のFUNK GROUPだったのだ。彼らの演奏は単なるドFUNKではない。もともとJazzをやってた彼らの音はところどころにJAZZが香るのだ。そこへ最高のSoul Feelingがたっぷりと注入されて独特の強烈なGrooveが生まれたワケだ。このAlbumは「Jungle Boogie」「Hollywood Swinging」をはじめとする名曲揃い。聴けばわかるが彼らはもっともっと尊敬されるべきGroupなのだ。


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