M

Maceo Parker
Funkoverload(1998)
実はオレはこの人の大阪でのSTAGEを観て再び音楽活動をする気になったのだ。JB'sやP-Funk Soundの要、Mr. Funky Sax MACEOだ。このAlbumを出した後のLIVEだったのだがホントに強烈だった。眠ってるオレのFUNK魂が息を吹き返すのは当然。これでもかというほどのFunk攻め。Rapも入っちゃいるが完全なJB's系Groove!MECEOのBLOWするSAXはぶっ続けにSwingし、会場中を熱狂させた。このAlbumはお得意のJB調FUNKだけでなくMarvin GayeやSly、Stevie Wonderなどの名曲COVERも含むとっても濃い内容。JAZZが好きな人にもお勧めだ。ちなみに「Roots」シリーズもカッコイイぞ。
The Mad Capsule Market's
Osc-Dis(1998)
爆音がNOな人はしょうがないが、YESな人は聴いてくれ。とにかく、恐ろしいほど強烈なのだ。何が強烈って歌も詞も曲も演奏も、彼らのSOUND全てが強烈。これは彼らの98年発表の作品。とんでもない完成度のAlbumだ。オレは正直、最初はMADを単なるコアな連中だとナメてた。だが、音を聴いて身体中の血が逆流してしまった。PUNKだデジロックだという次元ではない。踏ん張ってなきゃ吹っ飛ばされてしまうような音圧。コアなタテノリもGROOVYなヨコノリも表現する激しいBEAT。そして何より曲がイイ。コアなファンは「4plugs」や「Digidogheadlock」が好きだがオレはこれが一番好き。
Madness
One Step Beyond...(1979)
「Hey You, Don't Watch That, Watch This!」 この声がかかるとDiscoのFloorは大騒ぎとなった。そう、Specialsから続く80年代Ska Sceneにおいて最重要なBand・Madnessの「One Step Beyond」だ。何と言っても当時は出す曲出す曲が大ヒット。日本においてはHONDAのCMに出演するほどの人気だった。それが86年いきなりの解散。Madnessは何処ともなく消えてしまった。続けていたらかなりの大御所になってただろう。これは彼らのデビュー作。底抜けに元気で、だがOriginal SKAに敬意を払い、かつ現代的なセンスを見せている。1曲目表題曲は何が何でも聴いておくべき曲だ。
The Mad Professor
Dubbing You Crazy(2000)
80年代から英より世界に向けて良質のDUBを発信し続けてる巨匠、いや教授、Mad Professorである。今でこそDUBは一般に認知されているが彼は70年代からずっとDUBをやってきた男なのだ。彼はDUBの創始者King Tubbyと同じくArtistである前に最高のエンジニアである。彼の創る音はその技術を持って創り出されたART作品なのだ。このAlbumは81年代から92年にかけて発表された彼の最も有名なシリーズ、「Dub Me Crazy」シリーズからのセレクトによるコンピ。多くの優秀なDUBがそうだがそれこそ1日中聴いていたいと思わせる心地良さ。教授の深いミキシングセンスにずっぽり身を任せてみよう。
Magic Sam
Magic Sam Live!(1981)
夭折したBlues Man、Magic Samである。この人の死はホントに惜しい。次世代のHEROであることが確定してるのに死んでしまったのだから。Magic Samの基本的なスタイルはいわゆるJohn Lee Style、つまりはHard Boogieである。だが彼は底へSoulをプラスしてBluesを非常にモダンなものへ変えた。このAlbumは彼の魅力を充分に伝えるもの。63年64年ChicagoのAlex Club、69年のAnn Arbor Blues FestivalのLIVEを記録したものだ。圧巻はAnn Arbor。Freddie Kingの「San-Ho-Zay」から最後のJohn Lee Style Boogieの「Looking Good」までぶっ飛ばしだ。これはBluesファン以外も必聴。Samの魂を聴け。
Mahavishnu Orchestra
Birds Of Fire(1973)
これも終始ぶっ飛ぶ作品だ。John McLaughlin率いるMahavishnu Orchestraの1stである。McLaughlinと言えばTony Williams Lifetime、Miles Band出身。その前衛的なGROUPで実験を繰り返した彼が到達したのがこのSOUNDである。彼はBluesからSpanish、JazzからRockまで実に幅広くやってきた男である。ただ単にやっただけではない。どれも一流なのだ。この作品の彼はまさに爆発。とてつもないPlayを聴かせる。そして他Memberのスゴイこと。Billy CobhamのDrumとRick LairdのSuper RhythmにJerry GoodmanのViolin、Jan HammerのKeyboardが複雑な変拍子のROCKを爆発させる。うーん、名作だ。
Marvin Gaye
Let's Get It On(1973)
Marvin Gayeの歌声は永遠だ。彼の歌にぐっと来たのは1度や2度じゃない。前作「What's Goin' On」が有名なのだが個人的に思い入れの深いこれにしよう。73年発表「Let's Get It On」だ。前作は永遠の名曲と言われる表題曲をはじめ最高のAlbumだったが、歌い方はかなりソフトだった。それがこのAlbumは1曲目からとてもSOULFULなMarvinが堪能できるのだ。既成のMotown Soundから脱却しつつもMotownの良かったところは残すという究極のNew-Soulだ。そのMellowでFunkyでModernな曲群は夜の街がとても良く似合う。名作中の名作であり何度聴いても飽きない素晴らしいAlbumだ。
Massive Attack
Mezzanine(1998)
「Blue Lines」を選ぶかとても迷ったことを初めに言っておく。Bristolの重鎮、Massive Attackの3rd Albumである。Massive Attackの魅力はいろいろある。DUB・Reggae・Techno+艶っぽいVocalはスゴイが、なんといってもそのDarkさ、Heavyさ、それらに漂う美しさが魅力だ。ヘンに激しくなく、重くうねり続けるSOUNDはとても個性的で素晴らしい。基本的にオレはDarkなSoundが好きだから彼らのSOUNDは非常に心地良い。1枚目はとても評判が高いがこのAlbumの完成度も高い。とても熟したPOWERを感じるのだ。暗闇ででかい音にどっぷり浸かると気持ちよい究極のChill Out Musicだ。
Melvin Sparks
Akilah(1972)
70年代のPrestige、つまりレアグルーヴの世界では彼のギターは引っ張りだこだった。Soul、Funkから正統なJazzまでこなすその幅広い才能はPrestigeのたくさんのArtistの名曲に貢献してきたのだ。これは72年発表、彼のリーダー作第2弾である。ホーンセクションを多用したJazz Funkというスタイルは前作の「Sparks!」と同じだ。1曲目からKool & The Gangの名曲「Love The Life You Live」を持ってくるところが彼のセンスを物語っている。適度にFunkyな演奏に縦横無尽に駆け回るMelvinのGuitar。主張しすぎない心地良さとも云うべきか、大音量でもBGM程度でも素晴らしいAlbumだ。名盤です。
Metallica
Master Of Puppets(1986)
こいつら改めて聴くとかなりのバカロックである。そりゃテクニックはあるのかも知れない。メロディも美しいのかもしれない。でも基本的にHEAVY-METALとゆーのはバカロックなのだ。METALやPUNKでバカロック要素のないBANDはそれこそ吐き気がする。そーゆー意味でやはりMETALLICAはMETAL界の帝王なのだ。さて、「Metallica」や「...And Justice For All」もイイがバカロック的には1st〜3rdだな。これは彼らの3枚目にあたるAlbum。これ以降になるとひたむきさが薄れてイマイチ。聴けばわかるがなるほど完成されたSOUNDだ。METALと聴くと一般的には拒否される音楽だが間違いなくイイものもあるのだ。
The Meters
Live On The Queen Mary(1992)
Funk MusicのみならずZepなどのRockerやJacoなどのJazz勢にも影響与えたMetersである。持ち前のセカンドラインビートにMemphis、ベイエリア等、他地域のFUNK全てを吸収し消化した彼らのSOUNDはまさに独特なもの。MetersのSOUNDの心地よさはMeters以外にはありえないのだ。これは75年、クイーンメアリー号で行われたPaul & Linda McCartney夫妻主催の船上パーティでの録音である。Metersの歴史上、この頃の演奏はひとつの到達点だったと言えよう。しかし彼らの演奏はホントにGROOVYだ。SOLIDとは云いがたいが独特のノリで身体が自然に動いてくる。JBやSLYに飽きたらぜひ聴いてみよう。
Michael Brecker
Tales From Hudson(1996)
これはイイ作品だよ。Brecker BrothersのMichaelの4枚目のリーダー作だ。Brecker Brothersだからといって電化されたRock Fusionを思い浮かべちゃいけない。これは純アコースティックなアルバムなのだ。脇を固めるのはPat Metheny、Jack DejohnetteにDave Hollandだ。そしてMcCoy Tynerが2曲で参加。悪かろうはずがないMemberだ。1曲目からMethenyのギターが宙を舞い、Michaelは相変わらずのギリギリのJazz Saxだ。3曲目のTynerのPianoは特に良い。Brecker Brothers名義でも録音されてる5曲目は名曲。B.B.とは違う趣で各々が素晴らしいPlayを繰り広げる。初心者にも最適なAlbumだ。
Mike Bloomfield & Al Cooper
The Live Adventures(1968)
元Blood, Sweat & TearsのAl Cooper。
元Paul Butterfield Blues BandのMike Bloomfield。
この2人がFillmore Westで行った歴史的なSessionの記録がこれだ。邦題は「フィルモアの奇蹟」。それはまさに奇蹟的な演奏の数々なのだ。何が奇蹟かは人によって異なる。テクニックがスゴかったとか猥褻だったとか。ここでの2人の奇蹟は違う。とにかく曲がよく演奏がイイ。それだけなのだ。BLUES色の強い選曲なのだが(当時はみんなそう)、そのテンションはスゴイ。歌にはSOULがこもり演奏にはSWINGがある。知識のない人でもそれなりに感動できるAlbumである。まさにSuper Sessionだ。
Miles Davis
Black Beauty(1973)
帝王MILESの作品でこれを挙げる人はあまりいないだろう。これは70年代コアなJAZZファンを思考不能にさせたElectric Miles70年録音の作品だ。伝説のFilmore Westにおける実況録音2枚組、しかもほぼ編集ナシだ。このころのLIVE作品では「At Filmore」「Live Evil」などが有名だが、テオ・マセロによって編集されてるのでこれを選んだ。古いものも良いがこの頃は強烈なのだ。Miles自身、懐古主義的JAZZファンには頭に来てたという。この圧倒的な音の洪水の前では誰もが身を任せることしか出来ない。しかしいったん身を任せてしまえばとてつもなく気持ちがイイのだ。もちろんJAZZファン以外も聴くべし。
Milt Jackson
Opus De Jazz(1955)
オレはVibeの音がとても好きだ。一時期Vibeの入ってるものばかり聴いてた時期がある。これはそのとき特に気持ちよかったAlbumだ。Modern Jazz Quartetで有名なMilt Jacksonである。これはSavoyに残されたHorace Silver作のFunky Jazz「Opus De Funk」を収録した作品。とにかくこの曲に尽きる。MiltのVibeが妙に気持ちイイ。Frank WessのFlute、Hank JonesのPianoも効いてる。オレはJAZZのフレーズがどうのとかはわからない。気持ちよさだけで聴く。そう云う意味ではこの作品は彼のFUNKYな魅力が満喫できる作品だ。Vibeが好きでJazzを聴くならMiltを避けては通れない。この心地良さは格別だ。
Mongo Santamaria
Mongo Explodes(1964)
Afro Cuban Jazzにおいてその名を知らぬものはない。NY Latin Jazzの雄、Mongo Santamariaである。彼は様々なセッションで名演を繰り広げているが、そのリーダー作はとても気持ちイイものが多い。大方の場合は有名な「Mr. Watermelon Man」を挙げるがオレはこれを最初に聴いて好きになったのでこれにしよう。血湧き肉踊るNumberもあれば心地良く和める曲もある。程よくJAZZで程よくBoogalooなのだ。だいたいBoogalooというヤツはSoulが感じられなきゃいけない。Mongoの作品にはそれが程よく香ってるのだ。この作品を聴けば彼が一介のPerccussionistではないことがよくわかるだろう。
Motorhead
No Sleep 'til Hammersmith(1981)
すげー疾走感だ。オレに爆音の心地良さを教えてくれたのは彼らである。RamonesもそうだがMotorheadのSOUNDも長時間聴いてると妙にGROOVEを感じる。FUNKやGO-GOとは違うがぶっ続けに聴く気持ちよさは格別なのだ。彼らはPunkからもMetalからも崇拝されるという当時としては珍しい位置にいた。彼らの音楽性はひとことでいうと「攻撃的」であり、ジャンルは関係なかったのだ。これはMotorheadの全盛期(81年発表)におけるBEST的選曲のLIVE盤。内容はとんでもなく濃い。一発目の名曲「Ace Of Spades」でいきなりのクライマックスだ。後は怒涛のように爆音に身を任せるだけ。大音量で聴くべし。
Mott The Hoople
All The Young Dudes(1972)
華麗で暴力的なHard R&R Band、それがMottだ。今ではあまり語られないが当時はNew York Dollsが前座になるような過激なR&R Bandとして一世を風靡したのだ。Hard Rockの音質・Bob Dylanな唄・R&Rのステージ。あまり知られてないが彼らが後のPUNKに与えた影響は大きい。ClashもJohnny ThundersもみんなMottが好きだったのだ。このAlbumは72年の代表作。David Bowie色が強く以前のR&Rとは少し違うが、Mottの魅力を減退させるものではない。Bowie作の表題曲はまるでMottのOriginalのよう。まさにロックバラードの決定版で泣ける。彼らは感動できる数少ないHard R&R Bandなのだ。
Muddy Waters
The Best Of(1955)
ChicagoのBoss、Muddy Watersである。これこそReal BLUES。初心者も通も唸らせる究極のBEST盤。彼の作品はそれこそヤマほどある。しかしどれか一枚となるとこれなのだ。この作品はMuddyのカッコ良さ、重さ、豪快さ、エロさがいっぱい詰まっている。骨っぽいVocalと豪快なSlide Guitarはそれこそ天下無敵。そしてとにかく名曲揃い。収録曲の全てが現代ではBlues Classicとなっているのだ。StonesをはじめありとあらゆるRock/Blues Bandに与えた影響は大きすぎるほど大きい。これを聴かずに何を聴くのだ?Rockと名のつくものはどこから攻めていってもさかのぼれば彼にぶちあたる。超名盤につき必聴。
村八分
ライブ(1973)
外道とならぶJapanese R&R創世記の英雄・村八分である。アナログ時代はとんでもない値段で売られていた村八分の京都大学西部講堂ライブが今ではCDでお手軽に買える。イイ時代になったものだ。この作品のカッコ良さはやはりSTONES直系のリフをさらにChicago Blues色を濃くした山口冨士夫のGuitarなくしては語れないだろう。富士夫ちゃんのGuitarは何度聴いてもシビレる。一言でいうとREALなのだ。魂剥き出しなのだ。日本で当時こういうGuitarを弾く人はいなかったはずだ。そこにのるチャー坊の放送禁止用語バリバリの唄。過激である。日本にもこんなスゴイRockがあったのだ。


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